増田 洋介(ますだ ようすけ)
MASUDA Yosuke
大学在学中に参加したボランティア活動の縁から、埼玉の障害者団体で事務局職員として働き始める。その後、グラフィック制作・Web制作会社に転職してデザインやディレクションの仕事に携わるが、思うところあって福祉分野に再度転身。知的障害者通所事業所、発達障害者支援団体、社会福祉士会事務局で実務経験を積む。
現場で働く中で、障害のある人が福祉サービスを受けることでかえって日常生活の自由を失っていく様子を目の当たりにし、そのことへの疑問から研究を志すようになって現在に至る。
◆所属
- 健康科学大学 健康科学部 人間コミュニケーション学科
◆研究分野/研究キーワード
障害者福祉,地域生活,共生,障害者運動,生活支援,パターナリズム
◆所属学会
◆取得学位・資格
- 学士(教育学)名古屋大学(第2209号,1996(平成8)年3月25日)
- 修士(人間文化)名古屋市立大学(第297号,2017(平成29)年3月24日)
- 普通自動車第一種運転免許(1992(平成4)年6月9日)
- 普通自動二輪運転免許(2007(平成19)年10月1日)
- 訪問介護員養成研修2級課程修了(第212信95A-02号,2009(平成21)年10月27日)
- 社会福祉士(第127374号,2010(平成22)年3月31日)
- 精神保健福祉士(第97036号,2022(令和4)年3月31日)
- 社会福祉士実習演習担当教員講習会(演習分野)修了(受講No. 2018-036,2018(平成30)年8月3日)
- 社会福祉士実習演習担当教員講習会(実習分野)修了(受講No. 2018-036,2018(平成30)年8月19日)
- 精神保健福祉士実習演習担当教員講習会(演習分野)修了(受講No. 2022-086,2022(令和4)年9月1日)
- 精神保健福祉士実習演習担当教員講習会(実習分野)修了(受講No. 2022-086,2022(令和4)年9月26日)
履歴
◆学歴
- 1988(昭和63)年4月~1991(平成3)年3月 岐阜県立加茂高等学校 普通科
- 1991(平成3)年4月~1996(平成8)年3月 名古屋大学 教育学部 教育心理学科
- 2009(平成21)年4月~2010(平成22)年3月 日本福祉大学中央福祉専門学校 社会福祉士科 夜間課程
- 2013(平成25)年4月~2017(平成29)年3月 名古屋市立大学大学院 人間文化研究科(ジェンダー・人権・福祉コース)博士前期課程
- 2021(令和3)年4月~2021(令和3)年12月 YMCA健康福祉専門学校 精神保健福祉科(短期養成通信課程)
- 2018(平成30)年4月~2024(令和6)年3月 立命館大学大学院 先端総合学術研究科(公共領域)一貫制博士課程
◆職歴
- 1996(平成8)年3月~1998(平成10)年3月 社団法人埼玉障害者自立生活協会 職場介助者
- 1998(平成10)年3月~2003(平成15)年6月 株式会社富士工芸 デザイナー・ディレクター
- 2003(平成15)年7月~2004(平成16)年9月 有限会社エイチ・アイ・ピー 医療広報ディレクター
- 2004(平成16)年10月~2007(平成19)年2月 竹田印刷株式会社 Webディレクター
- 2007(平成19)年3月~2009(平成21)年2月 株式会社テラ Webディレクター
- 2009(平成21)年3月~2010(平成22)年3月 有限会社エイチ・アイ・ピー 医療広報プランナー
- 2010(平成22)年4月~2013(平成25)年8月 社会福祉法人あずま福祉会 生活支援員
- 2013(平成25)年9月~2015(平成27)年10月 一般社団法人あいち発達障害サポートネットワーク スタッフ
- 2015(平成27)年11月~2018(平成30)年3月 一般社団法人愛知県社会福祉士会 事務局職員
- 2017(平成29)年6月~2018(平成30)年3月 立命館大学 衣笠総合研究機構 生存学研究センター(現・生存学研究所) 客員研究員
- 2018(平成30)年4月~2019(令和元)年12月 一般社団法人ひいらぎ 介護員
- 2020(令和2)年1月~2021(令和3)年3月 東京通信大学 人間福祉学部 人間福祉学科 助手
- 2021(令和3)年4月~2022(令和4)年9月 東京YMCA医療福祉専門学校 作業療法学科 非常勤講師
- 2022(令和4)年4月~2023(令和5)年3月 淑徳大学 総合福祉学部 社会福祉学科 兼任講師
- 2023(令和5)年4月~現在 健康科学大学 健康科学部 人間コミュニケーション学科 講師
◆その他教歴・研究歴
- 2014(平成26)年4月~9月 名古屋市立大学 人文社会学部 現代社会学科 ティーチングアシスタント(ESD基礎科目 現代社会と福祉)
- 2015(平成27)年4月~9月 名古屋市立大学 人文社会学部 現代社会学科 ティーチングアシスタント(ESD基礎科目 現代社会と福祉)
- 2017(平成29)年4月~2020(平成30)年3月 科学研究費助成事業 基盤研究(B)「病者障害者運動史研究――生の現在までを辿り未来を構想する」(課題番号:17H02614,研究代表者:立岩真也)研究協力者
- 2019(平成31)年4月~2024(令和6)年3月 立命館大学生存学研究所 重点プロジェクト「生存学アーカイヴィング」 研究メンバー
◆社会活動歴
- 1994(平成6)年4月~1995(平成7)年3月 1年間ボランティア計画(通称・ボランティア365、日本青年奉仕協会主催)誰もが共に生きる地域をめざす・ぺんぎん村(埼玉県浦和市[現・さいたま市南区])フルタイムボランティア
研究業績
◆論文等
(学術論文・単著・査読あり)
(学術論文・単著・査読なし)
- 1.「障害のある者とない者との共生をめぐる課題としての『障害児いじめ』に関する一考察――28歳で小学校に入学した脳性麻痺者・八木下浩一のいじめ観を通して」『総合福祉研究』27号,pp.95-105,2023年3月
(研究ノート/資料・単著・査読なし)
- 1.「知的障害者の日常生活に対する『意思決定支援』の制度化――議論の推移と推進派の主張」『人間文化研究』29号,pp.123-153,2018年1月(» 機関リポジトリ » CiNii)
- 2.「川口に障害者の生きる場をつくる会 年表・引用集」『遡航』2号,pp.83-115,2022年6月(» HTML » PDF)
- 3.「資料 八木下浩一 略歴と引用集(その1)」『遡航』4号,pp.140-156,2022年10月(» HTML » PDF)
- 4.「資料 八木下浩一 略歴と引用集(その2)」『遡航』5号,pp.63-83,2022年12月(» HTML » PDF)
(研究ノート/資料・共著・査読なし)
- 1.「私たちの社会福祉学――滝村雅人先生の教えを胸に」『人間文化研究』27号,pp.21-41,2017年1月(» 機関リポジトリ » CiNii)
- 2.「資料 北村小夜著作リスト」『遡航』3号,pp.85-98,2022年9月(» HTML » PDF)
(学位論文)
- 1.「日常生活における自己決定と『自己決定ではないもの』について――自己決定が困難な存在としての知的障害者の場合を想定して」,名古屋市立大学大学院 人間文化研究科博士前期課程 2016年度修士論文,2017年3月
◆学会報告
(口頭報告/自由報告・単独・査読なし)
- 1.「『意思』と『自己決定』の概念構造――近代的人間観に依拠しない概念構造モデル化の試み」,日本社会福祉学会 第62回秋季大会,分科会「特定課題セッションⅥ:自己決定と社会福祉学」,S06-03,早稲田大学,2014年11月30日
- 2.「支援つき意思決定/意思決定支援の役割と機能――その構想に関する議論動向」,日本社会福祉学会 第63回秋季大会,分科会「障害(児)者福祉(精神障害含む)2」,A19-2,久留米大学,2015年9月20日
- 3.「もうひとつの『ケア付き住宅』建設運動――『川口に障害者の生きる場をつくる会』の足跡」,障害学会 第17回大会,オンライン開催,2020年9月19日
- 4.「統合教育における障害児いじめに関する一考察――28歳で小学校に入学した脳性マヒ者・八木下浩一のいじめ観を通して」,障害学会 第18回大会,オンライン開催,2021年9月25日
- 5.「1980年代の埼玉におけるケア付き住宅建設運動――埼玉県独自事業の「生活ホーム」実現までの推移」,障害学会 第19回大会,同志社大学+オンライン開催,2022年9月17日
(ポスター報告・単独・査読なし)
- 1.「ぶっこわしながらつくっていく――脳性マヒ者・八木下浩一の地域観/施設観から」,障害学会 第16回大会,POS.24,立命館大学,2019年9月7日
◆シンポジウム等
- 2018年6月20日 すいごごカフェ「埼玉の縁と障害学」(主催:障害者の職場参加をすすめる会,於:職場参加ビューロー世一緒)ゲストスピーカー(» こちらも参照)
- 2018年12月9日 共に働く街を創るつどい2018「共に働く街づくり――国・自治体の障害者雇用施策の現状とこれから」(主催:障害者の職場参加をすすめる会,於:越谷市中央市民会館)指定発言者
◆研究奨励金
- 2017年5月 日本学生支援機構 大学院第一種奨学金 特に優れた業績による返還免除
- 2018年4月~2019年3月 立命館大学大学院博士課程後期課程 研究奨励奨学金B
- 2019年4月~2020年3月 立命館大学大学院博士課程後期課程 研究奨励奨学金B
- 2020年4月~2021年3月 立命館大学大学院博士課程後期課程 研究奨励奨学金A